お家のお話とはちょと離れて、また息子の話です・・・。
一週間ぐらい前から、息子の様子が変でした。
3分間だって黙っていられない息子が、無口です。
表情も、なんだか乏しくって。
私も、夫も、私の母や妹まで、息子のことを心配していました。
息子の様子がおかしい原因は、だいたい予測は出来ていたのですが。
昨日、息子がお友達に書いていたお手紙を見つけてしまいました。
「○○ちゃんへ。はなれても、いつまでもずっと、おともだちだよ。」
好きな女の子にあてた手紙です。
「□□くん。いままでたのしかったよ。ありがとう。さようなら。」
縦割り保育の中で、息子が今年一年間、お世話してきた年少さんのお友達にあてたお手紙でした。
息子は、子どもなりに、寂しさと向き合おうとしていたのです。
最近は忘れかけていましたが、息子は”別れ”に敏感な子でした。それはもう、2歳ぐらいから。コンサートに行っては、終わると目に涙を一杯にためていたり。お稽古の音楽教室では、”さよならの歌”に号泣です。
それでも、最近は随分落ち着いていました。
「寂しいときは、泣いても良いんだよ」今日も息子にそんな話をしましたが、泣きも笑いもせずに、ずっと硬い表情のまま。
卒業式の間も、式の後の謝恩会のあいだもずっと。

すべてが終わって運動場に出ると、真っ先にブランコへ。
4つあるブランコ。そのすべてに、何かを確認するようにのっていました。そして、目線は、ある一点に。
幼稚園の、正面玄関です。
ボーっと見ているような、何かを深く考えているような・・・。
やがて、仲良しだった数人のお友達に呼ばれて、輪の中に入っていきました。少しずつ、表情も緩み始めて、写真も撮らせてくれるようになりました。
それでもやはり、お友だちと一緒ではありましたが、何かを確認するように、まるで遊具をいとおしむように、丁寧に、園舎にあるすべての遊具で遊んでいました。
約2時間。
息子にとってはこの時間が、とても重要な意味を持つ時間だったに違いまりません。
別れの儀式のための時間。
息子にとって幼稚園は、家族以外で初めてあるがままの自分を受け入れてくれた小さな社会。
そこを巣立つと言うこと・・・。
それと同時に、息子にとっては、生まれ育った家を巣立つときが近づいています。
息子にとって、特別な卒業式。
息子は、今、静かに巣立ちの準備をしています。
でもね、息子・・・。
卒業する、巣立つと言うことは、ちっとも寂しいことじゃないんだよ。
新しいお家、新しい学校にはこれからどんな楽しいことが待っているのか、わからないんですよ。
卒業は、終わりじゃなくて、始まりの始まりです。
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