「どうして、お家を建てたのかなぁ・・」
お家を建てようと思ったときには、確かに何か明確な目的があったはずなんです。
でも、生活をし始めると、なんだかそんなことも忘れてしまう。
それは、日々の生活に流されてしまっているからなのかも知れません。
それは、新しいお家が私たちの暮らしの中に、もう自然に溶け込んでいるからなのかもしれません。
どうして、お家を建てたのかなぁ・・・。
我が家を建てるとき、本当に細部までこだわりました。
間取り、クロス、フローリングの色、洗面台、造作、コンセントやスイッチの位置、バランス・・・。
もちろん、造作や間取りなど、こだわって本当によかったという部分もあります。
でも、暮らし始めると、こんな執拗なまでのこだわりの箇所は、実は大して重要ではなかったりします。
どうして、こんなにこだわったのかなぁ・・・。
どうしてだろう・・・。
そのときの自分の感情を思い起こしてみても、答えが見つかりません。
強いて言えば、こだわりたかったから。建てたかったから。
どうしてだろう・・・。
そんなことを、なんとなく考えている時に一冊の本を見つけました。
ぼくの居場所

『くうねるところにすむとこと 子どもたちに伝えたい家の本』
というシリーズの中の一冊です。
”子どもたちが家に向き合うために”というコンセプトで、いろんな建築家さんが家にまつわる様々なことを書かれていて、私の好きなシリーズ作品。
『ぼくの居場所』は、お家を建て替えることになった男の子が、建築士であるおじいちゃんに住まいに関する質問を浴びせながら、思いを語るという形式で書かれています。
夢や、思いや、不安や、生活や、希望・・・。
その全ての言葉から見えてくるもの。
それは、居場所。
そうか!そうだったのかもしれない。
どうして、お家を建てたのか。
どうして、こんなにこだわったのか。
私は、私たち家族は、居場所が欲しかったのかもしれない。
家族が安心して暮らせる、あたたかな居場所。
気持ちよく暮らせる、快適な居場所。
より幸せな人生を送るのにふさわしい、やさしい居場所。
我が家は、夫にとっても息子にとっても、居心地のいい場所になってるのかなぁ。
でも、本当は、家というステージの中で、居心地のいい居場所をつくることが出来るのかどうかは、暮らしている私たち家族自身がつくるものなのかも知れません。
どうして、お家をたてるのかな?
あなたは?
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