舞台は、フランス・パリ。
並外れた嗅覚と味覚をもつネズミ『レミー』は、今は亡き天才シェフ『グストー』に感銘を受けフランス料理のシェフになることを夢見ます。ある嵐の夜、家族とはぐれ独りぼっちになってしまったレミー。
グストーの霊に導かれ、辿り着いたのは、なんとあのグストーのレストラン。
そこでレミーが見たのは、へまをしてスープを台無しにしてしまった落ちこぼれシェフ見習い『リングイニ』。
「なんとかスープの味を直したい!」我慢できずにキッチンに飛び込み、夢中になってスープの味を直すレミー。でも、その姿をリングイニに目撃されて・・・。
シェフになりたいレミーと、店をクビになりたくないリングイニ。
二人が思いついたのは、「二人で力をあわせて、パリ1番のシェフになろう!」・・・。
と、こんな感じのストーリー。
面白かったぁ。

家族で映画を観に行ったのは、去年の夏に『カーズ』を見て以来。
「ネズミがお料理するのが、面白かったよぉ♪」
『誰にでも料理はできる』というセリフにも「だよねぇ!」とノリノリで喜ぶ息子。
料理がテーマなだけに、小学1年生の息子にも分かりやすく、ちゃんと楽しめたようです。
意外なことに、夫も、「カーズより面白かった」と。。。

全編にちりばめられたユーモアと、小粋なパリのエスプリ、そして音楽が心地のよい時へといざないます。
そう、音楽の心地よさが、一緒に料理を味わっているような、そんな気にさえさせてくれるんですよね。

でも、それよりも、さらに深く・・・この作品には感じることがたくさんありました。
まずは、常識にとらわれないこと。
絶対に不可能だと思われるようなことも、強く願いひたむきに前へ前へと進むことで、必ずかなえることが出来る。
素敵な出会いとともに。
そして・・・。
ところで、皆さんは、うっとりするような、思い出してもちょと幸せな気分になるようなおいしいものを何か食べましたか?
私は・・・。なんだろう?
う〜ん、ついこの間オフ会でいただいたBBQ。
添乗員をしていた時に、常連のお客様から「しゃけちゃんに食べさせたいと思って作って来たのよぉ」って頂いた、イナゴの佃煮。
まだ学生時代、就職活動のために岡山まで遠征してその日のうちに玉砕したのがわかって、仲間と一緒に残念会をしたときに居酒屋の女将さんから「おつかれさま」って出された、魚のアラのお味噌汁。
子どもの頃、母と一緒に作ったお月見だんご・・・。
どれも特別、手の込んだものではないけれど、大切って思える人と一緒に食べたり、私のことを思いながら作っていただいたようなもの。
私の中の、「おいしい」っていう感情のカギは、どうやら記憶の中にありそうです。
息子はこれから生きていく長い人生の中で、いくつの『おいしい』ものと出会うことができるんだろう・・・。
なんだかそんなことを強く思いました。
これから多くの時を刻んでいく子どもたちにとっては、”今をどういきるか”ということが、『おいしい』っていう感情に大きな影響を与えるのかもしれません。
「おいしい」って感じることは、きっと、「幸せ」を感じること。
息子がたくさんの「幸せ」を感じるために、私が出来ることって、何かなぁ。。。
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