タイトルに使ってきた、『空間づくりにアートを活かす』は、金沢21世紀美術館とは、直接関係はありません。

我が家を造っている時に、私が読んでいた本の中の一冊。
本当に魅力的な空間とはどんなものか・・・。
空間にうまくアートをプラスすることによって豊かさをもたらすという考えの元、実例となる写真とともに(主に公共施設の)アートを活かした空間づくりを提案しているという内容だったと思います。
もともとアートが大好きで、美術館めぐりが趣味のひとつだった私は、我が家にもそんなアートの要素を取り入れたいと思っていたんです。
それが、ニッチや外構への強いこだわりになったんでしょうね。。。

でも、「我が家を、自分の好みにぴったりのものにしたい。美しく快適な家を造りたい。」
そう思うのは、すべてのお施主さんに共通した思いなのではないでしょうか?
ただ、そんな思いがあまりにも強くなって、家という”モノ”への執着があまりにも強くなりすぎる傾向があるのかもしれませんね。
そんなとき、こんなことを言われたりします。(実際に、私も言われたことがあります)
家は、造るものではなく住むもの
また、こんなこともしばしば議論になることがありますよね。
住まいは作品か?
皆さんは、どう思いますか?

実は、私の中でずっともやもやしていました。
確かに、家は住むもの・・・。でも、造るものでもあるんじゃないか?
住まいは、有名な建築家さんが手がけたものは作品なのかもしれないけど、一般の住宅は作品ではない?
でも、なんかそれも違うような気もする・・・。

金沢21世紀美術館を訪れて、そのモヤモヤがなんとなく晴れたように思いました。

この写真は、金沢21世紀美術館のアートショップです。
外構なんかに使われそうな、白いメッシュでつくられています。
外から中も見えますし、中から外も見えます。
これはおそらく、アートショップそのものを作品として計画されているんじゃないかと思うんです。
中でお買い物をする人も含めて・・・。
『アートショップでお買い物する人たち』という作品!?
そう、それを外から眺められるようになってるんですね!

そこに人が集い、行動をして初めて成立する作品。。。
もしかしたら、住まいもそういうものなのかもしれません。
それは、特別奇をてらった形や、特別高価なもの、特別美しいものでないとしても。。。
人が住まうことで、初めて成立する作品・・・。
だからこそ、住まいづくりはとても楽しく、魅力的なのでしょう。
そして、特別ことをしなくても、私たちのすぐ身近に、街中にアートが溢れています!
私たちの暮らしそのものが・・・きっと、アート。
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